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映画 ファイナル・カウントダウン(1980米) [日記 (2023)]

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 原子力空母ニミッツが乗員、戦闘機共々1941年にタイムスリップする話です。『戦国自衛隊』みたいな映画ですが、面白いのは、タイムスリップした時代が真珠湾奇襲の前日の1941年12月6日というところです。『戦国自衛隊』は、近代装備の自衛隊 vs. 刀槍の戦国武士の戦いですが、『ファイナル・カウントダウン』ではタイムパラドックスの話となります。『OK牧場の決斗』のカーク・ダグラス、『地獄の黙示録』のマーティン・シーン、『卒業』のキャサリン・ロスが登場し、F-14 トムキャットが零戦とドッグファイトを演じますから楽しいです。

 1941年にタイムスリップしたニミッツは、零戦に攻撃されるヨットを救助します。ヨットに乗っていたのは上院議員のチャップマンと秘書のローレル(キャサリン・ロス)で、ここで1980年と1941年が出会うことになります。
 ニミッツは、12/26に択捉の単冠湾からハワイに向けて出向した日本の機動部隊を捉えます。これを叩けば日本の真珠湾奇襲を防ぐことが出来ます。ニミッツの艦長(カーク・ダグラス)は海軍の危機を前に悩みます。ニミッツに乗っていた民間人ラスキー(マーティン・シーン)は歴史を改変することになると反対しますが、海軍の一員としては自軍の危機を見過ごすわけにはいかないわけです。

 ニミッツはチャップマン、ローレルと(最後まで観ると分かりますが)犬のチャーリーを救助し、F-14で零戦を撃墜します。最高速度は零戦が500kmに対しF-14はマッハ2、空対空ミサイル装備ですから勝負になりません。ちなみにF-14は『トップガン』『トップガン マーヴェリック』で大活躍する戦闘機です。空母からカタパルトで飛び立ち、空中給油を受け、フックを引っ掛けて着艦するなど、空母と戦闘機の映像が堪能できます。wikiによると、F-4 ファントム、RF-8G クルセイダー、RA-5 ヴィジランティ、KA-6D イントルーダー(空中給油機)、A-7 コルセア II、E-2C ホークアイ、SH-3 シーキング、零戦(T-6の改造機だそうです)などが登場し、映画の筋より飛行機を見ている方が楽しいですw。当時はCGはありませんから全部実写でしょうね。

 日本の真珠湾奇襲作戦を知ったチャップマンは、これを知らせるために真珠湾の海軍司令部に連れて行くことを要求します。艦長は、オーウェンス中佐に命じてこのウルサイ上院議員とローレルを付近の無人島に隔離します。諮られたことを知ったチャップマンは拳銃を奪ってパイロットを脅しもみ合っている間にヘリが爆発炎上。一方、艦長は日本海軍機動部隊を叩くためにF-14を発進させます。歴史が変わるのでは?という心配は要りません。そうなると予想していましたが、ニミッツは都合よく1980年にタイムスリップします。離島でのヘリの炎上から難を逃れたオーウェンスが1941年に取り残され、犬のチャーリーが1980年取り残されます。ラストも予想通り、ラスキーと犬のチャーリー、オーウェンスとローレルは1980年に再会を果たすわけです。

 他愛ないと云えば他愛ないですが、舞台を1941年12月6~7日にもってきたこと、当時の最新鋭の戦闘機が登場することで、なかなか見応えのある映画に仕上がっています。『トップガン マーヴェリック』を観た方にはオッススメです。懐かしいキャサリン・ロスにも会えますw。

監督:ドン・テイラー
出演: カーク・ダグラス、マーティン・シーン、キャサリン・ロス

タグ:映画
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