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ドラマ ファーゴ シーズン2(2014米) [日記 (2023)]

FARGO/ファーゴ 始まりの殺人 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD] ドラマ・ファーゴは、映画『ファーゴ』に着想を得て作られたドラマだそうです。ファーゴの面白さは、残酷な殺人が軽妙な会話に乗って進行するユーモアにあります。映画もシーズン2(S2)も死体をミンチにするんですが、この凄惨もユーモアで処理されます。大体こんなふうになります、




  映画 シーズン1 シーズン2
犯人
ウィリアム・H・メーシー
スティーブ・ブシェミ、ピーター・ストーメア
保険セールスマン・レスター
殺し屋マルヴォ
美容師ペギー、夫で肉屋の店員エド
被害者 警官 レスターの妻、警察官 ギャングのゲアハルト家の三男
警察 女性警官マージ(フランシス・マグドーマン) モリー(ミネソタ州ベミジー署の副署長) ルー(ミネソタ州ルヴァーンの警官)
ツッコミ   殺し屋マルヴォ カンザスシティーのギャング、ミリガン

 シーズン1(S1)は、レスターとマルヴォの殺人を女性警官モリー(アリソン・トルマン)が追うドラマでしたが、S2は若き日のモリーの父親・警官のルー(S1で”ルーのダイナー”の主人、幼い日のモリーも登場)が、美容師ペギー、夫で肉屋の店員エドの殺人、正確には轢き逃げと死体遺棄を捜査する話です。

 今回の舞台もアメリカ北部ミネソタ州。ギャング「ゲアハルト一家」の三男がレストランで従業員と客3人を殺し、逃げる途中でペギー(キルスティン・ダンスト)の車にハネられます(このシーンでUFOが現れますw)。夫で肉屋の店員エド(ジェシー・プレモンス)はペギーの轢き逃げを隠蔽するため、ハネた男の死体をミンチにします。この「ミンチ」は映画『ファーゴ』へのオマージュ?です。ミネソタ州警察のルー(パトリック・ウィルソン)とルーの義父で地元保安官ハンク(テッド・ダンソン) がレストランの殺人事件の捜査を開始し、ペギーとエドの犯罪を炙り出します。一方でゲアハルト一家のボスが倒れ、その縄張りを狙ってカンザスシティーのギャングが買収を持ち掛け、ギャング同士の抗争に発展します。ルーがペギーを追い詰めるストーリーにギャングの抗争が絡み、最後はひとつなって大銃撃戦、何故かUFOが登場。と言うストーリーです。ラストでハンクがルーに言います「報告書にUFOを書くのか?、触れな方がいいかもな」と。S2はUFOに始まってUFOで終わります。

 このシリーズでは、犯人役に[ウィリアム・H・メーシー][マーティン・フリーマン][キルスティン・ダンスト]と憎めないキャラクターを起用し、彼らの演技が血生臭いストーリーをブラックコメディーに変えます。もうひとつが饒舌というかツッコミ。S1では[ビリー・ボブ・ソーントン]演じる殺し屋マルヴォが箴言を混ぜたツッコミを入れます。S2ではこの役割を担うのがカンザスシティーのギャング・ミリガンです。ふたりのセリフはドラマそのものへのツッコミで、楽しめます。S1のビリー・ボブ・ソーントンの演技は一見の価値あり。彼には『バッドサンタ』(製作はコーエン兄弟)という名作?があります。

 と言うわけで、ドラマ『ファーゴ、シーズン1、2』はオススメです、PrimeVideoにあります。

出演:アリソン・トルマン、キルスティン・ダンスト、ジェシー・プレモンス、パトリック・ウィルソン、テッド・ダンソン、

タグ:映画
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