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BSアンテナの修理 [日記 (2020)]

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 BSが映らなくなりました。韓国ドラマファンの奥さんにとって大問題で治してくれと。パラボラ・アンテナの方向がズレたのかと考えて角度をアレコレ調整、無事映るよになりました。が、時間が立つと画面にブロックがチラホラ、そのうち”信号が来ていない”とかでアウト。たぶん接触不良を起こし、アンテナを触ることでケーブルが動き接触不良が一時的治ったようです。
 ブースター(GCU33L1)と分配器(MC0002CB)にコネクタが6個あり、これの接触不良だろうと見当を付け、ブースターを開けてみました。コネクタを外して締め直すとLEDが点いたり消えたりで、ブースターに電源が供給用されていない!。電源はTVのチューナー側から供給されているのでコネクタ⑤の接触不良。ケーブルを付け直してLEDが点灯し、”受信強度”が95となり無事映りました。
 ブースター内部           分配器
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 余談ですが、このBSアンテナは、野茂がドジャースで投げる姿を見たくて買ったもですから、かれこれ25年になります。当時TVにBSチューナーが付いていなかったので、ジャンクSHOPで基板むき出しのチューナーを買い、かまぼこ板に取り付けた手作り。こんなものでもよく映りました。B-CASカードが挿入されていないのですが、当時はカード無しで映ったんですねェ。

DXアンテナ BSアンテナ 45cm形 BS・110°CS アンテナセット (同軸ケーブル+取り付け金具) BC453K 【BS放送受信のワザ】
 アンテナ設置は素人でも簡単に出来ます。南南西の方向(私の住所では方位220度、仰角41.5度)にベランダにでも取り付け、TV側の受信強度を見ながら微調整すれば簡単に受信できます。
 NHK・BSは受信契約しないと「契約してね」という表示が出ます。何故か録画するとこの表示は消えます、つまりビデオレコーダーで追っかけ再生すれば表示は無しでほぼリアルで視聴が可能です。

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パイナップル 水栽培 [日記 (2020)]

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 正月休みに沖縄に行ったとかで、お土産を沢山頂きました。パイナップルは実を食べてヘタが残ったので、育ててみようという話になり手軽な水栽培。これで根が出ればしめたもの。実を生らせようというわけではなく、観賞用ですが、下心はあったりして...(笑。

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呉 善花 韓国併合への道 完全版 ③ (2012文春新書) [日記 (2020)]

韓国併合への道 完全版 (文春新書 870)  続きです。著者は、日韓併合に至る李朝末期の歴史に、「日本の統治は悪だったのか?」「反日政策と従軍慰安」の二編を加えて「完全版」としています。この二編について見てゆきます。

日本の統治は悪だったのか?
 著者は、日本の統治が西洋列強の植民地統治と大きく性格の異なったものであった、と次の4点を揚げます。
1)収奪によって内地(日本)を潤すという政策が執られなかった
 日本の投資:80億ドル、財政赤字17.7億円(1911~1941)は日本からの交付金等で賄われた
 米生産量:1000万石(1911)→1700万石(1933)→2200万石(1940)
 人口:1312万(1910)→2512万(1944)
 工業生産:3億円1927~33 →6億円1935→18億円1940
 工業成長率:年平均5.3%(1914~27)→12.4%(1928~40)
 一人あたりGDP成長率:1920~30年代の年間4%
2)武力的な威圧による統治政策を執らなかった
 3・1独立運動以降、武断政治を改め抵抗運動はなかった
3)文化・社会・教育の近代化を強力に推し進めた
 小学校数:100(1910)→5960(19443)、就学率:1945年には男子76%,女子33%
 識字率:6%(1910)→22%(1943)
4)本土人(日本人)への同化(一体化を)目指した
 選挙権、被選挙権:但し日本本土在住が条件、1945年に朝鮮本土在住者に選挙権
 創氏改名:夫婦別姓を解消し家族制度の導入、強制ではなかった。これも同化の意図です

 莫大な投資をして産業を育成し、学校を建てて教育を行い、敗戦で実施できなかったとはいえ普通選挙を施行しようというのですから、日本は本気で半島の一体化を目指していたのではないかと思います。

 朝鮮の土地を40%奪ったと教科書に記載されている、悪名高い土地調査事業です。目的は、所有権の公認と土地制度、租税制度の確立、税負担の公正化、土地紛争の解決。これによって全土の土地は442万町歩と確定されます。総督府の接収した所有権不明の土地は3%、東洋拓殖㈱の所有は1920年代初頭で7.3万町歩、終戦時でも25万町歩で、40%の数字は「白髪三千丈」の世界です。さすがバツが悪かったのか、私の読んだ高校教科書(2006版)からは数字は消えていました。そもそも李朝は土地調査などやっていなかったのでは?。
 朝鮮総督府の上の数字を見ると、第11章のタイトル「日本の統治は悪だったのか?」も頷けます。この辺りは、『反日種族主義』でも詳しいです。

反日政策と従軍慰安
 教科書の言う「10~20万人の従軍慰安婦」がいたか?という話ではなく、「反日民族主義という『歴史認識』」の話です。

韓国の反日主義では、日本の朝鮮統治は「不当な政治支配」に止まるものではない。それは、日本民族に固有な歴史的性格に由来する「反韓民族的犯罪」にほかならない。つまり、反日主義の根拠は「植民地支配をしたこと」それ自体にあるのではなく、そうした事態を招くまでに至った日本人の「侵略的かつ野蛮な民族的資質」にあるーーのである。
・・・韓国の反日民族主義の目的は、「植民地化をもたらした日本民族の資質」を「日本人に自覚させ直させる」ことにある。「植民地化という悪」をもたらしたのは、そもそも日本民族の資質である、それは古代、中世、近世、近代を通じて、現在に至るまで延々と生き続けてきた侵略的で野蛮な資質であり、歴史的に根深い朝鮮劣等視・蔑視の民族意識であるーーこれが韓国の正統的な反日民族主義の考えである。(下線は引用者)

 「性格が悪い!」と言われているわけで、元韓国人の著者が仰るのですから、そうなんでしょうが、そのまま倍返しも可能と思われます(笑。「棚ぼた」で独立を果たした韓国大統領・李承晩は、かつて民族を纏めた「小中華」思想の代わりに「反日」を民族求心の政策としたといいますが...。

経済援助
 1965年の「日韓基本条約」で、日本は無償3億ドル有償2億ドルを拠出し、民間の経済協力3億ドルと合わせて8億ドル援助が実施されました。1965年の日本の外貨準備高は18億ドル、韓国の国庫予算は3.5億ドルですから、この8億ドルは小さな金額ではありません。この援助資金を使って韓国は「漢江の奇蹟」をなしとげ(教科書では自力で成し遂げたという記述です)、今日の繁栄を築くに至ります。これでは終わらず、

以後の日韓経済協力は年間190億円ベースの借款を中心に実施された。1983年には全斗煥政権の要求を受けて、新たに7年間で18.5億ドル(4186億円)の円借款と、輸銀融資枠21.5億ドル(4864億円)が表明され円借款では累計3281億円が供与された。

 日韓併合時代に注入されたいわれる80億ドルを加えると、日本が韓国につぎ込んだ資本は膨大な金額となります。著者が「国民に知らされない経済援助」の項を立てたのは、韓国の正統的な反日民族主義への皮肉です。

盧武鉉政権
 文在寅は盧武鉉の政策を受け継ぐ大統領だと考えられています。本書でも盧武鉉政権の反日政策が記されます。

親日派を国内から一掃するために制定されたのが、2004年3月に成立した「日帝強占下親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」である。盧武鉉政権はこの法律に基づき、大統領直轄の「親日反民族行為真相究明委員会」を設置し、「植民地統治下の親日嫌疑者の選定や調査、報告書作成、資料編纂の遂行など」を推し進めていったのである。

・・・2005年3月 当時の野党は・・・(前述「特別法」の)親日犯罪または親日反民族行為に規定している行為を、擁護したり賞賛したりしたものを処罰できる「日帝侵略行為歪曲および擁護防止法」を新設したいと述べ・・・これは簡単にいえば、日本統治にプラスの評価をした者を、言論の自由の枠を超えたものとして処罰できる法律である。

 つまり「親日」は「公序良俗」に反するというわけです。金完燮の『親日派のための弁明』は「青少年有害図書」の指定を受け、金完燮は、閔妃暗殺を美化している、金九(大韓民国臨時政府の元主席)の名誉を毀損したとして起訴されています。『反日種族主義』の李栄薫も言論を批判されて慰安婦に謝罪させられ、日本の雑誌に親日の論文を掲載した韓昇助は高麗大学名誉教授職を奪われています。正統が異端を狩る「魔女狩り」を連想します。

 著者によると、反日は時の政権に巧妙に利用されているといいます。政権危機にある李明博は、2011年、元従軍慰安婦の賠償請求権を日本に認めさせる政策に転換し(背後には憲法裁判所の判決があった)、日本大使館前に慰安婦像を建てること(ウィーン条約違反)を黙認します。この対日強硬姿勢によって政権支持率は回復し、翌2012年の総選挙で李明博の支持基盤は第一党の座を確保します。従軍慰安婦を元徴用工に置き換えれば、これは今日の文在寅政権そのままです。 やっと終わり。

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呉 善花 韓国併合への道 完全版 ② (2012文春新書) [日記 (2020)]

韓国併合への道 完全版 (文春新書 870) ロシア
 李朝のロシア接近を、著者は「新たな事大主義」と書きます。事大主義は、寄らば大樹の陰、李朝の伝統的な思想。李朝は、宗主国・清と三国干渉で弱腰となった日本に代わり、「事大主義」の対象として軍事大国ロシアに接近を図ります。半島での勢力拡張を目指す日本は、ロシアに接近する閔妃を暗殺し、親日派の金弘集内閣を成立させ改革を推し進めようとします。経済的に破綻し内乱と勢道政治の続く半島は、いずれ列強の支配下になると考える日本政府は、安全保障上朝鮮を内部改革によって近代国家にする必要があったのです。その突出した行動が、公使・三浦梧楼の閔妃暗殺となって現れたわけです。

 1895年の断髪令をきっかけに農民層を巻き込んだ武装蜂起(義兵)が各地で起き、1896年、ロシアと親露派は120名のロシア兵を使って高宗をロシア大使館に移します(露館播遷)。親露派によるクーデターです。李朝はロシアの傀儡国家となり、半島における日本の勢力は増々後退し、親日派の金弘集内閣と日本が目指した内政改革は完全に潰れます。

 1897年、ロシア公使館から王宮に移った高宗は、国名を「大韓帝国」に改めます。この頃西欧列強による清国蚕食(租借)が始まり、義和団事件のために出兵したロシア軍によって満州が占領され、日露は戦争へと踏み出します。1904年に日露戦争が勃発し、日本は第一次日韓協約を結んで朝鮮を保護国化し、日韓併合へと歩みだします。

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 日清戦争、日露戦争を地図上でみると(wikipedia)その戦場はほぼ同じ。半島をめぐって日清、日露が南満州で戦った戦争であり、半島の地政学的位置がよく分かります。面白いことに、1903年の日露協商会議では、半島を北緯39度線で南北に分割する案が検討されています。後の「満州帝国」、38度線での南北分断を考えると興味深いです。

日韓併合への道
 日露戦争の勝利した後、日本はアメリカのフィリピン支配、イギリスのインド支配を認め、米英に日本の朝鮮支配を認めさせます。帝国主義による東アジアの簒奪です(中国はすでに列強による租借地が乱立)。日露戦争終結後、第二次日韓協約(乙巳保護条約)を結び大韓帝国の外交権を奪います。閔妃のように勝手にロシアに接近されては困ると考えたのでしょう。高宗はバーグで開かれた「万国平和会議」に密使を派遣して(ハーグ密使事件)日韓協約の無効を訴えますが、出席さえ拒否されます。外交権を失った大韓帝国は、国際的に国家としてみとめられていなかったことになります。この密使事件がバレて高宗は退位ささせられ皇太子・純宗が即位します。

 日本の韓国併合の政策は、大韓帝国市民にどう受け止められたのか?。当然これに反対する「義兵」による蜂起もあるわけですが、一方、日本との同盟(合邦)を支持する勢力も存在します。李容九、宋秉畯の率いる公称100万、実質20数万?の会員を持つ「一進会」です。面白いのは、李容九、宋秉畯は東学党の闘士だったこと。斥倭斥洋、反閔氏を掲げて反乱を起こした彼らが何故親日に転向したのか?。著者は、

日本は、上からの近代化によって社会にもたらされる混乱を自力で美り越えることができた。しかしだれが考えても、当時の韓国では、近代化がもたらすであろう社会的な混乱を、 自力で乗り越えることなどできるはずもなかった。・・・国王側近も政府も指導力が皆無に等しかったから である。・・・韓国が独自に上からの行政改革をもって近代化をなしとげ、かつ自力をもって社会秩序を維持していくことはほとんど不可能だった。当時の韓国はそういう状況下におかれていたのである。
・・・当時の韓国はいったん外国の保護下に入り、そこで近代化を進めて力をつけ、独立へと向かうしか現実的にはとるべき道はなかったのである。

 李容九は自国の政府を見限ったわけです。売国に等しい彼らの行動も、見方によっては現実的な愛国的な行動とも言えます。何の成果も挙げられなかった「大韓民国臨時政府」は大々的に教科書に取り上げられていますが、「一進会」は影も形もありません。今日の韓国では、李容九、宋秉畯は「親日」のレッテルを貼られ、宋秉畯に至っては2007年の「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」によっての国家に財産を取り上げられているそうです。宋秉畯は1925年に死んでいますから、子孫の財産を取り上げたわけです(法律には「不遡及の原則」の大原則があるのですが、こと「反日」に至っては何でもアリなのでしょう)。

大アジア主義
 西欧から「近代民族国家」という理念が入り、外国勢力によって民族が独立の危機にあり、自国の政府があてにできない時、その民族はどうするか。日本は政府(幕府)を倒してかろうじて近代民族国家となり、中国、韓国は外国勢力を借りて政権の奪取をはかろうとします(孫文、金玉均)。三国干渉等によって日本にナショナリズムが高揚し、西欧列強に対抗する「大アジア主義」が芽生えます。いわば日中韓の弱者の大同団結です。孫文を支援した宮崎滔天、甲午農民戦争を支援する日本人の集団「天佑侠」(武田範之、内田良平)が現れます。李容九の「日韓合邦」もこの大アジア主義の文脈で捉えることもできます。

当時の状況でもし韓国が独立できたとしても、再び王室派、守旧派、親露派、親日派、親米派などの内部抗争が再開されることは目に見えていた。
・・・民族の自立を保ちながら、なおかつ国家的な権力をもってその自立を保証していこうとする限り、互いに自立した民族がその自立を維持しつつ一つの国家を形成するという合邦が、唯一描くことのできる構想ではなかっただろうか。

1910年、かくして韓国は日本に併合されます。著者は、「大アジア主義」の章をこう結びます。

私にいわせれば、李朝ーー韓国側の「併合への道をもたらした原因」を徹底して解明していこうとする動きは、少なくとも韓国内部からは現在に至るまで出てきてはいない。ようするに、自らの側に外国による統治を招来させてしまった要因を探り当て、そこに深い反省を寄せて現在から未来への展望をもとうとする気持ちが、解放直後の韓国知識人の間に生まれることもなく、いまなお欠落したままなのである。
・・・少なくとも民族の尊厳の確保に賭けて大アジア主義を掲げ、国内で最大限の努力を傾けた李容九らを売国奴と決めつけ、国内では表立った活動をすることなく外国で抗日活動(大韓民国臨時政府などー引用者注)を展開した安昌浩、李承晩らを愛国者・抗日の闘士と高く評価するといったバランスシートは、私にはまったく不当なものと思える。

続きます。

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磯田道史 無私の日本人(文春文庫2015) [日記 (2020)]

無私の日本人 (文春文庫)  伊達藩62万石を相手に金を貸し、利息を取り立てる商人・穀田屋十三郎、生涯清貧を貫いた市井の儒者・中根東里、幕末の歌人、陶芸家の尼僧・大田垣蓮月、三人の「日本人の原像」を描いた短編集です。小説のようなノンフィクション、それとも磯田センセイの小説家デビュー?。

 「穀田屋十三郎」は『殿、利息でござる』として映画化されています。宿場が寂れゆくのを見かねた酒屋、庄屋9人が団結して藩に千両もの大金を貸付け、その利子で宿場を立て直そうという話です。当時の利息は、年利1割ですから千両貸せば利息は百両。物語のハイライトは、家産を傾けてまで自分たちの宿場を護る宿場を守ろうという心意気と、酒屋、庄屋と言っても身分は農民、農民が武士に金を貸す、武士が農民から金を借りるという前代未聞の話です。庶民がお上の手を借りず自助努力で宿場を救う、元祖「町おこし」の物語であり、搾取する武士階級に、農民階級が資本主義の原理で戦いを挑む物語です。

 江戸時代は、年貢米の徴収、農民間の訴訟など行政は、武士階級が直接関与せず、庄屋、名主、肝煎りに任せる間接統治であり、農村は農民による自治だっといいます。その意味では、庄屋たちがこの国を下支えしていたことになります。著者によると、

幕末、日本が目覚めようとしたとき、「学がある」ものは少なかった。学があるとい うのは、漢文で読書ができ、自分の考えを文章にまとめることができる、というほどの 意味だが、これができる人口は、意外なほど少なかった。
(家族を含めると)武家が百五十万、庄屋が五十万、それに神主や僧侶を加えた一割たらずが、洗練され た読書人口であって、とりわけ、農村にいた庄屋の五十万人が、文化のオーガナイザー になっていた。庄屋は、百姓たちにとって、行政官であり、教師であり、文化人であり、 世間の情報をもたらす報道機関でさえあった。国というものは、その根っこの土地土地 に「わきまえた人々」がいなければ成り立たない。
ーー五十万人の庄屋
この人々のわきまえがなかったら、おそらく、この国は悲惨なことになっていたにちがいない。

 明治維新、日本の近代化を支えた柱のひとつが庄屋階級であったわけです。市井の儒者として庶民教育を実践した中根東里、陶芸で鴨川に橋をかけ貧民救済に力をそそいだ尼僧・大田垣蓮月など、名もなき庶民の「原風景」が描かれます。『武士の家計簿』の磯田センセイらしい一冊です。

タグ:読書
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2020年 元旦の計 [日記 (2020)]

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 大体は計画倒れ(笑。
読書
 今年も週1冊/、年間52冊読みます。
・図書館:『渦 妹背山婦女庭訓魂結び』73位、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』22位、『三体』30位、『大名倒産』47位、と話題の本を予約しています。なかなか順番が回ってこないのが難。
・失われた時を求めて:大きく出た!(笑。去年は『赤と黒』を読みましたが、年1冊くらい「古典」を読まないと。
・宇治十帖:積ん読を消化して源氏を終わりにします。
・半島:古田博司の東アジア論は面白いので引き続き。
・坂の上の雲:明治政府は何故ああまで半島に拘ったのか、その辺りを司馬遼太郎はどう読んだのか?。
 時々に興味のおもむくまま読んでいれば、52冊はなんとかなりそうです。
映画
 頑張って観ると他の趣味に取る時間が無くなるので程々にします。ヨーロッパ映画の面白いものを探します。
電脳
・ネガフィルムの電子化:奥さんがOM1で撮ったネガが大量にあるのでこれを電子化してクラウドに上げようと考えています。
・PC:常用のdynabookの修理。不調のkeyボード、ヘタリ気味のバッテリーを替えて、SSDにすれば5年は生き延びそうです。
その他
・菜園:昨年失敗したトマトを露地栽培で成功させたい、できれば”ホールトマトの瓶詰”めが出来るほど(笑。取り合えず庭を耕してみます。挿し木の皐月、バラなどが育ってきたので、花壇も整備。
・料理:「きょうの料理」のビデオも溜まったので、これに挑戦。冬の間に薫製にも挑戦したい。

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