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映画 オリバー・ツイスト (2005英仏他) [日記(2009)]

オリバー・ツイスト [DVD]

オリバー・ツイスト [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

 『戦場のピアニスト』のポランスキーの監督だというので見ました。この人、あまりよくない話しで先日新聞に載っていました。まぁそんな事はさて置き、映画が面白ければいいのですが。

 原作はディケンズ、19世紀ロンドの『お話し』で、ストーリー自体は19世紀の勧善懲悪小説というか『クリスマス・キャロル』の雰囲気です。孤児院を逃げ出したオリバー少年は苦難の末ロンドにたどり着き、ストリート・キッズのアートフルに助けられてスリ一味に加わります。そのボスがフェイギン(ベン・キングズレー)。礼儀正しく『よい子』のオリバーは、またも苦難の末に善良な紳士ブラウンローに助けられ、たぶん幸せになるんだろうと思います。よい子は幸せになり、悪人は事故死するか牢屋に入って哀れな末路をたどる、という毒にも薬にもならないストーリーです。

 このストリート・キッズも、『ワンスアポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のような悪ガキだと面白いのですが、時代が時代ですからスリかっぱらい程度です。子供を使って盗みをさせるフェイギンもビルも、累計的な悪人。何処が『戦場のピアニスト』のポランスキーなんだ、というところです。

 フェイギンですが、『ガンジー』『シンドラーのリスト』のベン・キングズレーです。80歳と言っても不思議ではない老爺を演じています。どうも、ポランスキー、ベン・キングズレーの映画ではなさそうな出来です。

監督:ロマン・ポランスキー
出演:
バーニー・クラーク
ベン・キングズレー
ハリー・イーデン


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このミス ベスト10 2010年版(海外) [日記(2009)]

このミステリーがすごい! 2010年版

このミステリーがすごい! 2010年版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2009/12/10
  • メディア: 単行本
☆1位  犬の力 ドン・ウィンズロウ 角川文庫
☆2位  ミレニアム1 スティーグ・ラーソン 早川書房
☆3位  ユダヤ警官同盟  マイケル・シェイボン 新潮文庫
☆4位  バッド・モンキーズ マット・ラフ 文藝春秋
☆5位  ソウル・コレクター ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋
☆6位  グラーグ57 トム・ロブ・スミス 新潮文庫・・・読んだのはこれだけ
☆7位  川は静かに流れ ジョン・ハート ハヤカワ・ミステリ文庫
 8位  泥棒が1ダース ドナルド・E・ウェストレイク 早川書房
☆9位  ミレニアム2 スティーグ・ラーソン 早川書房
☆10位 リンカーン弁護士 マイクル・コナリー 講談社文庫
☆      ミレニアム3 スティーグ・ラーソン 早川書房

 先日、週刊文春のベスト10が発表になっていましたが、このミスです。文春とダブルものに☆を入れたのですが、殆ど同じじゃないですか。『ミレニアム』を1本にしたか3冊に分けたかの違いですね。両方とも買ったことが無いので選考基準は知りませんが、何となく金太郎飴現象ではないかと(ミレニアムは古本で探そう)。

 犬の力のドン・ウィンズロウですが、『ストリート・キッズ』、『仏陀の鏡への道』、『高く孤独な道を行け』は本棚にあります(ある筈)。もう忘れてしまっているので再読でもします。マイクル・コナリーは相変わらず健闘していますねぇ。

 過去の『このミス ベスト10』はこちらにあります。テキストで携帯にでも入れてご利用下さい。私は文春とこのミス両方入れてBookOffへ行くのが趣味です(^^;)。過去の文春ベスト10はこちら

 実は、春・このミス合体版というのもあります。こちらの方が便利かも知れません。国内ミステリーはありません、念のため。


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ネタバレ映画館 ドラマ、ラブストーリー ジャンル [日記(2009)]

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ニュー・シネマ・パラダイス               ブルース・ブラザーズ

 自分でも興味があったので、これをジャンル別にまとめてみました。動機は、レンタルショップでリュック・ベッソンの『アンジェラ』がアクションの棚にあったことです。

 このジャンル分けというのはけっこう悩みます。映画には主題があるわけですね。この主題の表現方法としてSFとかアクションとか歴史的舞台が用意されます。従って、フランシス・コッポラの『F・コッポラ ドラキュラ』はホラーなのか、『アイ アム レジェンド』はSFなのか、なかなか一筋縄ではいきません。従って、ラブストーリーだと思って見たらアクションだった、はアリですね。
 短いコメントを入れました、ご参考まで。[手(チョキ)]はお薦めなんですが、好みの問題ですからご留意下さい。

以下編集中

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Google日本語入力 beta リリース [日記(2009)]

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 GoogleからIMEのベータ版がリリースされたようで、物珍しさで使っています。仕事も文書を作るのが主ですから、職場もプライベートもずっとAtokを使ってきました。辞書さえこまめにメインテナンスしていればAtokは優れた日本語入力ツールです。
 使い込んでいないので何ともいえませんが、違和感なく使えます。MS-IMEより使い勝手がいいかもしれません。個人的にはAtokの角川類語辞典を使っているのでそうそう乗り換えるわけにはいきませんが。

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映画 ある日どこかで(1980年米) [日記(2009)]

ある日どこかで 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]

ある日どこかで 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]

  • 出版社/メーカー: UPJ/ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD
 ここでも紹介されていましたので、見てみました。時間旅行を組み合わせたとラブストーリーです。時間旅行をプロットに使った映画は『バタフライ・エフェクト』が良くできていました。『バタフライ・エフェクト』が“人生のif”を描いているのに比べ、『ある日どこかで』は時間を隔てた恋が主題となっています。

 1972年、大学生リチャードの脚本による演劇の打ち上げパーティーから幕が開きます。客席からリチャードをじっと見つめる老婦人。やがて婦人はリチャードに近づき彼の手に懐中時計を渡し、“come back to me”とつぶやいてさります。
 1980年(この映画の制作年ですね)、脚本家となったリチャード(クリストファー・リーヴ)は、ふとしたことから湖畔のホテルに立ち寄り、ホテルの資料室でひとりの女性の写真と出会います。この女性は、1912年にこのホテルで開演された演劇のスター・エリーズ(ジェーン・シーモア)だったのです。

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映画 ブラッド・ワーク(2002年米) [日記(2009)]

ブラッド・ワーク [DVD]

ブラッド・ワーク [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD
 NHK・BSでやっていたので録画して見ました。クリント・イーストウッドをじっくり見るのは映画館で『荒野の用心棒』か何か見て以来かもしれません。72歳ですね、はっきりいってヨレヨレですが、マイクル・コナリーの原作『わが心臓の痛み』に助けられてか、なかなか良く出来上がっています。

 FBIの心理分析官テリー・マッケーレブ(クリント・イーストウッド)は捜査の途上で心臓発作で倒れ、移植手術を受けます。FBIを退職してクルーザーのキャビンでひとり暮らすテリーの元に、グラシエラ(ワンダ・デ・ジーザス)が現れ、殺された妹の捜査を依頼します。テリーが心臓の提供を受けたドナーがグラシエラの殺された妹だったのです。元FBIの心理分析官テリーの捜査が始まります。

 グラシエラの妹はコンビニ強盗の巻き添えで殺されたのですが、同一犯の犯行としてATMの現金引き出し時に起きた強盗殺人事件が浮かび上がってきます。この2つの強盗殺人事件のつながりがこの映画のハライトです。

 ミステリーですからネタバレは止しますが、タイトルは“Blood Work”です。心臓移植を小道具?にストーリーは二転三転、最後はアッという真犯人の出現となります。

 クリント・イーストウッド演じるテリーですが、なかなかクセのありある設定です。

・テリーがクルーザーのキャビンで暮らす理由 ⇒芝刈りが嫌いだから
・テリーが携帯電話を使わない理由 ⇒電話線が無い電話は信用できないから (だったと思います)

 テリーの姓マッケーレブはMcCalebで、Mcの付く姓はアイルランド系です。俗にアイリッシュ気質は粘り強く反骨精神に富んでいると言われます。クリント・イーストウッドもアイリッシュです。これ、以外とお薦めです。

監督・制作:クリント・イーストウッド
出演:
クリント・イーストウッド
ジェフ・ダニエルズ
ワンダ・デ・ジーザス


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映画 ゴッドファーザーⅡ(1974米) [日記(2009)]

ゴッドファーザー PartII <デジタル・リストア版> [DVD]

ゴッドファーザー PartII <デジタル・リストア版> [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD
 を観てから相当間が開いていますが、やっとpart鑑賞です。DVD2枚ですから観るだけで根性要りますね。Ⅰは、マフィアの抗争を背景に、ゴッドファーザーと呼ばれたヴィト・コルレオーネから三男マイケル(アル・パチーノ)へのマフィアの世代交代を描き、血縁と父性を問うものでした。partⅡでは、マイケルが父から受け継いだファミリーを守る孤独な姿と、父ヴィト(ロバート・デ・ニーロ)がNYのイタリア街でマフィアとして成り上がってゆく姿を、重ね合わせて描いています。
 マイケルを中心に、弁護士トム(ロバート・デュヴァル)、フレド(ジョン・カザール)、コニー(タリア・シャイア)、マイケルの妻ケイ(ダイアン・キートン)とお馴染みのファミリーが登場します。

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映画 アンジェラ(2005年仏) [日記(2009)]

アンジェラ スペシャル・エディション [DVD]

アンジェラ スペシャル・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD








 リュック・ベッソンは『アーサーとミニモイの不思議な国』でちょっと裏切られたような気になり、『アンジェラ』を観てみました。だいたいのストーリーは知っていましたが、モノクロ!とは知りませんでした。2005年に全編モノクロというのも、大監督ベッソンだからできる贅沢なのでしょう。

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 映画の一シーンですが、リュック・ベッソンの意図が一目瞭然です。それにしてもこの凸凹コンビをよくも揃えたものです。言っては申し訳ないのですが、ジャメル・ドゥブーズは、チビで醜男で金も意気地もないという不幸を背負ったアンドレにぴったりのイメージです。かたやアンジェラ役のリー・ラスムッセンは180cmの金髪美人でスーパーモデル。『アンジェラ』は、このちぐはぐなコンビが織りなすラブ・ロマンスです。

ここからネタバレ反転・・・ドラッグして見て下さい。

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午前十時の映画祭 [日記(2009)]

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 午前十時の映画祭。《往年の傑作外国映画を、今、劇場の大スクリーンで》 という企画らしいです。

 この50本は、 皆さまからいただいた一般投票の結果と 特別選定委員の皆様の推薦を参考に 作品選定委員が選んだ作品のうち、 ニュープリントでの上映が可能であることが確認できた作品です。 

と事務局が言うように、選定基準は投票+αのようです。映画館が暇な午前10時に上映するようですが、考えましたね。確かに、『アマデウス』や『アラビアのロレンス』は映画館の大スクリーンで観てみたいです。サイトはこちらです。

 たいていTVか映画館で観ているのですが、一度じっくり観てみようかと思います。この2年ほどDVDを借りて、評判の映画や懐かの映画をせっせと観ていますが、最近の映画が10年、20年経って果たして何本生き残るんだろうかと思うと映画も選択して観ないといけません。名作の定義は難しいです。

投票結果は

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映画 アーサーとミニモイの不思議な国(2006仏) [日記(2009)]

アーサーとミニモイの不思議な国 DTSスペシャル・エディション [DVD]

アーサーとミニモイの不思議な国 DTSスペシャル・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD
 リュック・ベッソンの『グラン・ブルー』『フィフス・エレメント』『アンジェラ』 辺りを観ようとレンタルshopへ行ったのですが、借りれたのはコレです(笑)。実写と3Dを組み合わせたお子様向けファンタジー。大人が観て観れないことはないのですが、オイ、これがリュック・ベッソンか?!と言いたくなります。何と原作までリュック・ベッソン。Wikipediaによると、『アーサーとミニモイ』三部作を最後に監督業を引退するらしいです。『ニキータ』『レオン』がピークで後は駄作だと云う評価もありますが、創造力が枯渇したのか(そんなこと無い)、製作と脚本の方へ行くのか、ファンタジーがけっこう売れているので宗旨替えしたのか、どうなんでしょう。映画ファンとしては『ニキータ』『レオン』のリュック・ベッソンが復活してもらいたいのですが。

 アニメは観ないしゲームもやらないので、3Dアニメは初めてですが、実写と意外にマッチしますね。動きも感心するほどなめらか。マドンナが吹き替えをしているセレニアなんか以外と可愛いです。第二作が出たらどうしようか?小学校低学年のお子様がおられるならお薦めです。

 さすがリュック・ベッソンで、アニメの吹き替えも含めて出演者は豪華版です。

原作・監督:リュック・ベッソン
出演:フレディ・ハイモア、ミア・ファロー
吹き替え:マドンナ、デヴィッド・ボウイ、ロバート・デ・ニーロ



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