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朝鮮日報が面白い [日記 (2021)]

 当然、日本語版です。「ここからさきは有料」という日本の新聞社と違って無料というのが嬉しい(但し記事は1週間で消えます)。嫌韓は高齢者に多いそうですが、文在寅政権の対日政策を見ていると百田センセイ(1956年生まれ)のような嫌韓が出て来るのも当然かと思います。韓国は本当に反日一辺倒なのかと興味があったので、発行部数韓国最大の「朝鮮日報」をのぞいてみました。朝鮮日報は保守派の新聞ですから、その辺りは割り引く必要があるのかも知れませんが、特にコラム(寄稿)がけっこう面白いです。寄稿を自社の論調の補完としているのではないかと思います。

コラム・「国民情緒」という名の打ち出の小づち(朱京哲ソウル大学教授)
 現在の韓国社会息苦しさを「魔女狩り」に例えます。

発端は隣人間の告発だ。犠牲者を起訴し、拷問し、有罪判決を下して処刑したのは権力機関だが、そういうことをさせる動力は民衆層から出てきた。「魔女狩りは隣人が隣人を殺した行為」

だと著者は言います。「国立墓地から親日派の墓を掘り返せ」とか「旭日旗問題」等などは、隣人による魔女狩りの感があります。

現在の韓国社会を巡って、魔女狩りが繰り広げられている場所だと言うなら、もちろんそれは誇張だ。ただし、場合によってはその方向へ突っ走る危険性が濃厚だという点は、ぜひ指摘したい。
・・・「国民感情」や「民衆感情」という名の打ち出の小づちのような基準に一度引っ掛かってしまうと、おしまいだ。

現在の韓国社会では魔女狩りが行われている、と言っているに他なりません。産経新聞かと見間違うコラムですw。もうひとつ、

コラム・法治の上に正義が君臨するときに起こること(シン・ドンウク・テレビ朝鮮ニュース9アンカー)
現在のところ韓国国民の大多数が「正義」を「法」の上位概念として捉えている・・・国政をリードする人々がこうした考えをひそかに、そして絶えず注入しているからだと筆者は判断する。

有名な「国民情緒法」です。

現在のところ韓国国民の大多数が「正義」を「法」の上位概念として捉えているようで嘆かわしい。・・・(文在寅政権は)キャンドル革命がつくり出した政府という表現に、その考え方が端的に盛り込まれている。

文在寅政権は選挙で選ばれた政権ですが、朴槿恵政権を倒したのは国民の大多数が信じる「正義」です。慰安婦、徴用工判決もこの「正義」に忖度した判決だと思います。こういうのもあります。

コラム・韓国裁判所の反日冒険、その次に来るもの(1/23無署名)
 これが決定打かも知れません。日本を叩けば大衆に支持され、判事は英雄扱いされ、対馬から盗んできた仏像も倭寇の略奪品だから韓国のものとなる。ベトナムで同様な判決がでれば、韓国政府は受け入れるつもりなのか?、朝鮮戦争で米軍による200件の民間人殺傷事件を国民が裁判に持ち込み今回同様の判決が出ればどう対処するのか?と問い、

「強行規範が全ての法の上位にある」という法の論理は、日本だけに適用され得ない。韓国社会の特定勢力が、米国を避けるように放っておきはしないだろう。米国は国家免除を徹底して保障する国だ。こんな米国を、韓国の法廷に立たせ、韓国国内にある米国政府の財産を差し押さえてみよ。くみしやすい日本を相手に行くところまで行く韓国の裁判所の冒険主義は、完全に異なる段階に入っている。

朝鮮戦争で米軍による殺傷事件があったそうですから、アメリカを訴える裁判が起きても不思議はありません。まさに韓国は「パンドラの箱」を開けたわけで、これは面白いw。

 いずれのコラムも「正義」が法を超えるという話です。韓国にもこういう少数意見があるんですね。ハンギョレ新聞には絶対載らないコラムです。中央日報も面白いです。

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