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雑記 韓国の楽しみ方 [日記 (2021)]

 うちの奥さんは韓ドラのファンで、地上波、BS、Amazonと毎日観ているようです。韓国が面白いのは韓ドラより現代の世相や政治です。

ブーメラン
 文在寅大統や韓国のメディアが誇らしげに語った話の多くは、逆の結果として返ってきます。ネトウヨの世界でこれをブーメランと言うそうです。
 K-防疫。パンデミックの初期、日本で感染が止まらなかった頃、韓国は大々的にPCRを検査し、スマホのデータを利用して陽性者の行動を追跡、隔離して感染拡大を阻止しました。これをK-防疫と称し、「韓国は防疫において世界をリードする国になった!」と宣伝費まで注ぎ込んで自画自賛。K-防疫頼みでワクチンの確保に出遅れ、新規感染者が増加。あわててワクチンをかき集め接種率が80%を越えているも、1日の新規感染者7000人超、重症者は1000人超、死者は100人に迫り、自慢のK-防疫は雲散霧消。見事にブーメランが返ってきました。

 10/21に打ち上げられたロケット”ヌリ号”も又ブーメランとなりました。各メディアは数ヵ月前からこの打ち上げを「韓国は宇宙強国だ!」と持ち上げていましたが、軌道に乗らず見事失敗でブーメラン。打ち上がったことは打ち上がったのですから、文大統領は「成功」だとコメントしました。ヤフコメでは”恥の上ヌリ号”と揶揄されています。

 慰安婦、徴用工、竹島で騒がれ、東京オリンピックで嫌がらせをされたのですから、ブーメランが帰ってくると、それ見たことか!となります。ヤフコメでは、毎日この話題で盛り上がっていいます。次はどんなブーメランが飛ぶのか?。
大統領選挙
 韓国は来年の3月に大統領選挙があります。再選はありませんから、文在寅氏に代わって革新派の李在明氏or保守派の尹錫悦氏が大統領になると思われます(以下を氏略)。
 文在寅に輪をかけた反日反米の李は一時圧倒的人気を誇りましたが、ここにきて尹がややリード。米国がアフガンから撤退し国際政治の舞台は東アジアに移りました。李が大統領になる米中の覇権争いに油を注ぐことになりそうです。国民はどちらを選択するのか?。これが面白い。

 日本でも先頃首相を選ぶ自民党総裁選がありました。派閥の力学は働くものの選挙の争点は政策です。高市早苗が躍進したのも政策が支持されたからです(netでの高市人気はすごい)。韓国の大統領選の面白さは、政策は二の次で反日・親日、スキャンダルが争点となるところです。李は反日を叫び、尹は日本を利用しようという用日。安全保障や経済政策より反日親日が重要で、政策よりも相手の足の引っ張り合い、スキャンダル暴露が戦術です。今度は何が出てくるのか楽しみです。
 もうひとつの興味は、大統領退任後の文在寅です。米であれば、大統領は退任すると牧場などに隠って回想録を執筆するのが普通ですが、韓国では過去の不正を暴かれ逮捕されて拘置所行きです(盧武鉉は自殺、全斗煥、盧泰愚、李明博、朴槿恵は収監)。李は与党非主流派、尹は文に楯突き更迭された元検事総長。どちらが大統領なっても、安心できません。文在寅は歴代大統領の道をたどるのか?、興味津々です。

歴史認識
 韓国の憲法前文で謳うように、韓国は「3・1運動で成立した大韓民国臨時政府」を源泉としています。臨時政府は「光復軍」という軍隊を組織し、朝鮮半島の反日帝勢力を指導して独立を勝ち取ったいうことになっていますが、大韓民国臨時政府は自由フランスやチェコの臨時政府のように国際的には認められておらず、光復軍も3~500名ほどで戦争らしい戦争はしていない様です。朝鮮半島は、日本の敗戦と米軍の進駐によって「棚ぼた」で独立したというのが、歴史的事実だと思われます。
 朝鮮民族は、歴史的に漢民族、モンゴル、倭など大国の侵攻を受け支配されてきました。従って民族としての誇り、アイデンティティの鼓舞に熱心です。そこから「資本主義萌芽論」「内在的発展論」「植民地収奪論」という虚構が産まれ、現代韓国の問題の多くはこの虚構が要因だと思われます。
 韓国が常に日本を意識し、日本に勝った負けたと騒ぎ、NO JAPAN、反日が自国の大統領選の争点になるのはこ「歴史認識」の問題だと思われます。
 韓国国内でも『反日種族主義』などが出版され虚構の超克が始まったようです。何時史実を直視して民族史観の呪縛から解放されるのか?、興味津々です。

 後、米国との為替スワップも終わりウォンはどうなるのか?、文大統領は北京オリンピックの開会式で習近平、プーチと並んで立つのか?、コウモリ外交の行く末は?などなど目が離せません。

韓国を楽しむための参考図書
イザベラ・バード:朝鮮紀行
角田房子:閔妃暗殺
李栄薫:反日種族主義

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