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年末の家庭サービス [日記(2008)]

分配機.jpg
年末準備
 今年は年末の掃除や植木の剪定が早く終わったので、12月の休日はのんびりできると思っていました。急に年末年始来客が増えることが判明、こいつまで来るというのです。急遽あれだこれだと言いつけられ、日曜大工のまねごとをさせられています。

◆寝室でも韓ドラが見たい
 TVはあまり興味がないのですが、寝室にも小さなAQUOSが置いてあります。コイツがBSが入りません。BSが無い頃の古い家なので仕方がありません。我家のBSは野茂がドジャースで投げる姿を見たくて自分で設置した古~いアンテナです(最初のチューナーはこれ)。まぁこう云うのは苦手ではないので、混合器、分配機、分波器を入れればいいんだろうと家電量販店で買って来ました。
 一応写ったのですが、画像が少し汚いだの何だ云われ、ケーブル接点を全部新しく(ケーブルを剥いて)何とかなりましたが。機器を接続すると利得は確実に落ちますから接点のロス対策は重要です。
↓の様になります。

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草柳大蔵 実録・満鉄調査部(下) [日記(2008)]


実録満鉄調査部〈下〉 (1979年)

実録満鉄調査部〈下〉 (1979年)

  • 作者: 草柳 大蔵
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1979/10
  • メディア: -


【満州建国と調査部】

 日露戦争で多大の犠牲を払ってロシアよりもぎ取った満州の権益を守る為に関東軍が存在するわけですが、関東軍は満鉄沿線の治安維持を越えて、沿線の領有 →満蒙領有 →満州国の建国 へと突っ走ります。関東軍はロシア南下の防波堤として独立国満州を必要としました。

 この満州国誕生と深く関わったのが、戦後国鉄総裁を務め新幹線の基礎を築いた当時の調査部(経済調査会)統括理事・十河信二と、満鉄社員を中核とする『満州青年連盟』です。
 謀略と占領が精一杯で行政能力の無い関東軍に代わって、戦後の復興に当たったのが『民族協和にもとづく満蒙新国家の建設』を掲げる『満州青年連盟』と民族主義学生運動の流れを汲む『大雄峰会』です。中央に『自治指導部』地方に『自治指導委員会』を設け、満州事変と満州国建国の間の空白を埋めます。関東軍や満州の中国人知識階級と連携し、孤立した奉天に鉄道を通し、逃亡した漢人役人に代わって地方行政を収拾する活躍は、侵略とは異なる側面があったことをうかがわせます。一方、経済調査会は関東軍の懐に飛び込み満州建国のグランドデザインを描きます。これは満鉄(調査部)が侵略の片棒を担いだのか関東軍の独走を防ぐ方策であったのか、見方の分かれるところでしょう。

【太平洋戦争と大調査部】

 昭和14年、総裁・松岡洋右によって調査部は改組されいわゆる『大調査部』が誕生します。尾崎秀実等によってまとめられた『日満インフレ調査』(昭和16年)は、石油の輸入は困難であること、日本の戦時経済力は石油の保存量によること、民間保有量は4~5ヶ月、軍保有量は1年半~2年と推定され、戦争は2年半以内に終えること、と結論づけられました。著者は当時の尾崎秀実の発言を次の様に書いています、

『どうしても、アメリカ相手の戦争を食い止めねばダメだ。日本はひどいことになる。かといって、日本に内部には食い止める力はでてこない。そこで、外部からの力を借り、内部からの力と呼応させる以外にない。とにかく、アメリカとの戦争は回避しながら、に中戦争をいかに早く収束させるか、これですよ。』

その翌日、尾崎はスパイ容疑で逮捕されます(ゾルゲ事件)。また彼は「日米戦力比較(現存せず)」もまとめ、尾崎の発言を引用します、

『日本の経済力は消耗は一段と強化され、膨大な資源を保つアメリカと戦えば、せいぜい2年半しかもたないであろう。日本はアメリカと開戦しても、南方に進出し敗退するか、戦わずして南方進出を断念するか、そのいずれかを選択すべきでしょう。しかし、私の見るかぎり、日本は南方に戦い、結局は退くでりましょう。』

この調査研究も結局は無に帰し、昭和15年、16年の満鉄事件によって『満鉄調査部』は終焉を見ます。このリベラルさが仇となった様です。

『「戦争遂行」という国家目標を支えている権力の支柱からすれば、彼らの “知性” は別の方程式を描きかねない反逆者それと映るわけである。・・・「満鉄事件」も、問題は「事件」を構成する犯罪要件ではなく、国家権力が自己の論理を展開してゆくための思想的清掃作業であったのだ。』

 敗戦によって日中戦争、太平洋戦争は侵略として裁かれます(東京裁判)。正義は常に勝った側日にあり、『侵略』も歴史的事実なら、満州の地に王道楽土を夢見た理想があり、軍部の独走とファナティシズムの中で冷静に歴史を見通した知性があり、それらの孵卵器として『満鉄調査部』があったこともまた歴史的事実でしょう。★★★★
タグ:読書 満州
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90円割れ [日記(2008)]

90円割れ.jpg
 しかしまぁものすごい円高ですね、金曜日は90円切ってしまいました。記念写真デス。


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草柳大蔵 実録・満鉄調査部(上) [日記(2008)]


実録満鉄調査部〈上〉 (1983年)

実録満鉄調査部〈上〉 (1983年)

  • 作者: 草柳 大蔵
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1983/02
  • メディア: -


草柳大蔵 実録・満鉄調査部(上)
 満鉄の調査研究機関として、明治40年(1907年)に設立され昭和20年(1943年)に終焉を迎えました。最盛期の昭和13年にはスタッフ2千余名を抱え、本社の大連のほか上海、南京、東京、ニューヨーク、パリに事務所を持ち、現在の貨幣価値に換算して年間38億円の調査費を持った巨大シンクタンクです。

『満鉄本社には600台のタイプライターがうなりをあげ、電話はダイヤル即時通話であり、大豆の集荷数量・運送距離・運賃はIBMのパンチカードシステムで処理され、特急「あじあ号」は6両編成で営業速度130キロをマークしていた。しかも冷暖房つきである。』

敗戦の後この知的集団が日本の各組織に散って、戦後の復興を支えたことは有名な話です。佐野眞一が『戦後の日本は満州の相似型』だと書いていますが、彼らは戦後の日本にもうひとつの満州を作ったのかもしれません。

 では、満鉄調査部を擁した満鉄・南満州鉄道株式会社は何なのかです。日露戦争の勝利でロシアから取り上げた鉄道と炭鉱の経営から出発した日本の植民地経営の為の国策遂行会社です。ポーツマス条約で日本は鉄道沿線の行政権を持つため、満鉄はその付属地において、鉄道経営だけではなく税徴収権を持ち、発電所、病院、学校を作るという行政機関の性格も持っています。満州の地にもう一つの日本を作る、これが満鉄の使命であり満州の権益を守る軍事力が関東軍です。満鉄、関東軍、それをコントロールする日本国政府、この三者の思惑と確執の中で生まれたのが満州国であり、その満州国をデザインし裏で支えたのが『満鉄調査部』という構図です。

下巻に続く

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タグ:満州
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年賀状作成(2) [日記(2008)]

 ここで作成した年賀状を印刷しました。私のプリンタはエプソンのPM-A700というインクジェットの古いスキャナー複合機です。年賀状程度しか印刷しないので、まぁこれで十分なのですが、何しろインク(カートリッジ)が高いことが難です。
プリンタink.jpg
お得な詰め替え用インクが売ってますね、この2年ほどこれでやっています。
プリンタink詰め替え.jpg
それにしても注射器様のポンプまで付いていてチト大仰ではないかと。そして毎回手をインクで真っ黒にして詰め替えないといけないのは頂けません(手袋付いていますが)。で今年も手を真っ黒にしてやりました。
RIMG0069.jpg


JTrimで年賀状作成(1) [日記(2008)]

 植木の剪定、窓拭き、蛍光灯の掃除、年賀状作成が年末の私の担当なのですが、今年は何故か前の3つが済んでしまいました。昨年は苦し紛れのマウス(鼠)でしたが、今年は時間があるのでじっくり考えます。
2008の年賀状.jpg
来年は丑年ですね。いろいろ探した結果、この辺りにしようかなと・・・。
白象黒牛図屏風.jpg ブリューゲル2008.jpg
長沢芦雪『白象黒牛図屏風』              ブリューゲル『牛群の帰り』

 画像処理はフリーウェアのJTrimを愛用しています。
方法は簡単。

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日記 2008.12.04.のターボ(犬) [日記(2008)]

20081204ターボ1.jpg 20081204ターボ2.jpg
 買い物から帰って自宅に着いたのですが、車から出ません。抱き上げようとすると、うなって威嚇。1時間閉じこめておくと、しぶしぶ出てきましたが、何故?


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ツクモなんば店 再開 [日記(2008)]

ツクモ難波再開.jpg

 ツクモなんば店が12/5より再開される様です。ご祝儀にメディアでも買いにいこうかと・・・。梅田は未だ閉店中の様です。

これは何? [日記(2008)]

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上から                          横から
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実はこんなモノです。

 個人情報がうるさい昨今ですから、オフィスではシュレッダーが活躍していることと思います。家でハサミを使おうとペン立てから取り出したところ、こんなものがありました。手動シュレッダーですね。家人が云うところでは、『細かく裂く必要が無い!』、まぁそうですが・・・(^^;)。あるのですが、こんなもんが。

ストック100冊 [日記(2008)]

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・ロバート ラドラム 殺戮のオデッセイ(上)(中)
・草柳大蔵 実録 満鉄調査部(上)(下)
 満鉄調査部は既読ですが何時の間にやら本棚から行方不明。再読したくなって探していたら運良く発見。
ストックの96冊に本日4冊加わって100冊。右はクィネルの『燃える男』、新潮文庫版と集英社文庫版。意図はありません、またやってしまっただけです。


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