今年は41冊。コロナ禍で図書館が休館となったこともあり、週1冊のノルマが達成できず。休館より集中力が無くなったかも知れません。エンタメ小説を読めば3日に1冊も可能でしょうが...。
 面白かったのは、コミック『風の谷のナウシカ』を民俗学の視点で解き明かした赤坂憲雄『ナウシカ考 風の谷の黙示録』、倭寇を国家や民族境界からはみ出したマージナル・マンと捉えた村井章介『中世倭人伝』。忠臣蔵を金銭面から描いた山本博文『「忠臣蔵」の決算書』も無類の面白さ。小説ではマルグリット・デュラス『愛人/ラマン』、吉田修一『悪人』『路 ルウ』など。
 リスト化してみると、「嫌韓」本が多いなァという実感。朝鮮史に興味があるので、山川の分厚い『朝鮮史1,2』も読んだのですが、バイアスのかかった本で失望。朝鮮・韓国の本は要注意です(Wikipediaの方が偏りは少ない、w)。
 1年で52冊読めたとして10年で520冊です。大して読めませんから、本の選択が重要ですね。来年はテーマを決めて重厚長大を目指しますw

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